生まれてから半年程で最初の歯が出てきて、
3歳くらいまでに子どもの歯が生えそろいます。
12歳頃に大人の歯に生え変わり、
それから約60年に渡って同じ歯を使い続けることになります。
大人の歯は生え変わることがないため、
虫歯や歯周病になってしまうと自然に治ることはありません。
できるだけいい状態で歯を残すためには、
日常の歯ブラシや、
定期検診での早期発見がとても大切です。
普段の正しいお口のお手入れ方法を身に着け、
私たちと一緒に歯の寿命を延ばす努力をしていきましょう。
第一章

乳歯の成長は妊娠7週目くらいから、お母さんのお腹の中で始まります。
妊婦さんは歯肉炎になりやすく、放っておくと低体重児出産のリスクが7倍も高くなると言われています。赤ちゃんのためにもお口の中の手入れには特に気を付けて、何かあれば早めに歯医者さんに行きましょう。
第二章

生まれてからおよそ半年程で歯が生え始め、3歳くらいには乳歯が揃います。乳歯には食事や言葉の成長を助ける役割があります。もし永久歯にバトンタッチする前に乳歯を早く失ってしまうと、顎の成長が遅れて歯並びに悪影響が出てしまう可能性があります。今後の成長のためにも、乳歯の時期から治療することが大切なのです。
第三章

永久歯が生え揃うと、それからおよそ60年に渡って同じ歯を使い続けることになります。永久歯が虫歯や歯周病になってしまうと自然に治ることはありません。キレイな歯を沢山残すためにも、定期検診で正しいお手入れ方法を身に着けましょう。
ちなみに定期検診をこまめに続けていれば、歯のトラブルが少なくなり、実は年間15万円も医療費を節約できることが分かっています!
第四章

生活習慣病で有名な糖尿病ですが、実は歯周病菌が出す毒素が糖尿病を悪化させてしまうことが分かりました。他にも、歯の病気が脳や心臓に悪い影響を起こすことも分かってきています。体の健康を守るためには、まずお口の健康から始めることがとても大切なのです。
第五章

歯の本数が少ないと認知症になりやすいと言われています。それでも入れ歯などでしっかり噛むことができれば、2倍も認知症リスクを下げられることが分かりました。歯を失ってしまっても諦めずに、しっかりと食事ができるように治療していくことが大切なのですね。
第六章

歯が少ない人と比べて、歯が多い人の方が年間20万円も医療費が安くなることが分かっています。「80歳で歯を20本残す!」皆で8020運動をしましょう。
最終章

お口の健康を守るために一番大切なことは普段の予防です。今までは怖くてなかなか通うことができなかった歯医者さんですが、健康に長生きするためにも定期的に通院することをお勧めします。赤ちゃんからお年寄りまで、できるだけ沢山の人が通える「怖くない歯医者さん」目指して私たちも日々努力しております。わからないことがあれば、私たちと一緒に一つ一つ問題を解決していきましょう。ご家族で来院されることを私たち一同、お待ちしております。